日本に帰国するにあたり、アメリカで運用してきた401kや403bなどのリタイアメントプランをどうしたら良いのかというご質問をよくいただきます。
401kを管理している多くの会社は、米国居住者を401kのアカウント保有者の対象にしており、日本に帰国の問い合わせをすると「米国の居住者でなくなるのならアカウントは維持できない」といわれるケースがほとんどです。 (日本に帰国してもアカウントを残せる会社もあります)
401kは、会社に勤めていた時は401Kへの拠出額に対して会社がマッチングをしてお金を入れてくれていましたが、会社を辞めてしまうと当然のことながら会社からのマッチングも無くなります。
会社からのマッチングが無くなり、かつ年に資産の約1%がAdministration Feeとして天引きされます。
また、401Kはマーケットリスクを受けるリタイアメントプランの一つです。
401Kのステートメントをみて資産が大きく減っている事に驚かれた事もあるかと思います。
離職した後の401Kプランは、決して魅力のあるリタイアメントプランとはいえなくなります。
日本帰国時に損をしないで401kの解約が出来れば良いのですが、401kはリタイヤメントプランとして積み立てたプランなので59.5歳以前に引き出しをしてしまうと10%のペナルティと一括引き出しによる余分な税金が課せられます。
また、59.5歳を過ぎていらっしゃる場合でも、リタイヤメントプランからの資産の一括引き落としは出来る限り避けるのが得策です。
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