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アメリカの個人年金とは? |
アメリカの個人年金はAnnuityといいます。 個人年金
(Annuity)に対して、アメリカの公的年金はソーシャルセキュリティーです。
個人年金は老後に使える資産確保を目的としたリタイアメントプランの一つです。
この個人年金のシステムは少し複雑なので、ここでは出来るだけ簡単にご説明をさせていただきます。
まず、個人年金を開設するために使われる資産は税引き前の資産か、税引き後の資産かで運用できる個人年金のタイプが違ってきます。
例えますと、銀行にあるお金か、IRAや401Kなどにあるお金かです。
銀行にあるお金は税引き後の資産で、IRAや401Kにあるお金は税引き前の資産となります。
個人年金はどちらの資産を使ってでもプランを開設することができます。
もし、銀行の預貯金からと401kからの資産でプランを開設する場合はプランは2つに分けることになります。
通常、401Kは離職してから資産をAnnuityに移しますが、
ご年齢が59.5歳を過ぎていらっしゃる場合はいつでも資産移行は出来ます。 そして、この2つのタイプの個人年金を総称して年金(Annuity)という呼び方をしています。
VISAで滞在されている方もアメリカの個人年金に加入することができます。
年金(Annuity)にはImmediate AnnuityとDeferred
Annuityの2つのカテゴリーがあります。
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Immediate Annuity
Annuityにお金を一括入金して、直ぐに年金の受け取りを始めるタイプ。
投資や貯蓄で貯めたお金の一括払いと引き換えに生涯にわたり年金受給の流れを得ます。
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Deferred Annuity
Annuityにお金を運用させる期間があり、その後に年金受給の受け取りを始めるタイプ。
一定期間Annuityにお金をいれ、まとまった資産を運用させてから年金受給を得る。
運用期間中はペナルティなしで使えるFree Withdrawal枠がある。
Annuityにはこれらの種類があります。
● Fixed Annuity:
年金の資金に対して一定の固定された利率で運用される。
● Variable Annuity:
年金の資産はミューチュアルファンドなどによって運用される。 資産は市場リスクに影響される。
資産運用利率に上限、下限の設定がない。
● Index Annuity:
年金の資産はS&P500などのIndexにリンクされ運用される。
資産は市場リスクに影響されない。 資産運用利率に上限が設定されるプランもある。 資産が市場リスクによって減ることはない。
アメリカの個人年金を簡単にご説明しますと、
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個人年金は一定期間寝かせる(Free
Withdrawalで使える枠はある) |
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一生涯にわたり年金を受け取れる(Annuityの種類による) |
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年金は一括で受け取ることもできる |
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配偶者も年金を受け取ることができる |
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| 死亡時の個人年金の資産はBeneficiaryが受け取る |
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日本にお住まいの人でもBeneficiaryに指定できる |
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アメリカの個人年金は加入者が亡くなるまで一生涯にわたり年金が受け取れます。
また、加入者が亡くなった後に配偶者がその個人年金を引き継ぐということもできます。
その場合、配偶者も生涯にわたり年金を受け取ることができます。
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